豆知識

漢方の目で見る
子どもの体と健康

こどもの健康と漢方の役割

こどもの病気には、発熱性疾患や下痢などをはじめとして、漢方治療が効果を発揮するものが少なくありません。そのとこが次第に理解されるようになり、最近では漢方の専門医だけでなく、広く小児科の医師が漢方を治療にとりいれるようになっています。

心身ともに成長段階にある子どもは、周囲の色々な刺激を敏感に受け止めています。そのような刺激によって本人も気づかないうちに心が疲れ、その結果からだに異常が表れていることも少なくありません。子どもの病気で特に原因がわからないような症状は、もっと深いところに大きな問題を抱えているという警告であるとも考えられるのです。

症状が消えれば病気は治ったという考えではなく、その症状の背景にある問題も含めて子どもの心身を健康にすることが子どもの病気の治療には重要なのです。漢方治療は、精神面も含めた全身の生命活動を、健康な状態に整えることを目的に行います。

このような考え方は、子どもの病気に対する治療には適していると考えられます。ここでは、0歳から小学生までを中心に話をすすめます。小児といえば正確には中学3年生までを含みますが、中学生は思春期に入るため、別の問題が多く含まれるので、別の機会にお話しすることにします。