医院紹介

院長のご挨拶

治療の理念
~アトピーに対する基本姿勢~

「人々が相集まって歌うのは、すばらしいことだと思う。性差や年齢の違いを越えて、共に歌うのは、すばらしいことだと思う。人間の生き方は、人によって、それぞれ、さまざま。

だが、合唱(コーラス)の美しい響きをつくりだすには、他人(ひと)のうたを聴かなければならない。そして、他人(ひと)はまた自分の声に耳を傾けているのだということを知らなければならない。うまく歌うのもだいじだけれど、合唱(コーラス)で何よりもだいじなのは、互いを信頼し、敬うこと。他人(ひと)の声を好きになること。

そして、人間(ひと)はそれぞれの顔かたちと同じように、めいめい違った声を持っているのだということに、驚きと歓びが感じられたら、あなたの合唱(コーラス)は、 きっとこれまでより多くのひとの心をうつだろう。」

(武満 徹 著「時間(とき)の園丁」より
 新潮社刊)

この文章は、私が日頃お世話になっている日本聖公会 東豊中聖ミカエル教会の日曜ミサで、磯 晴久牧師より教えていただいたものです。武満さんは、今世紀最大といっても大げさではない日本の誇る作曲家でしたが、10数年前に亡くなられました。

その音楽は、ほとんどが一回聴いただけではなかなか取っつきにくい現代音楽なのですが、わかりやすい多数の映画音楽も書いておられます。

磯牧師いわく、
『私たちの信仰生活・教会生活にも通じる「こころ」だと思うので、この文章を味わってください。こうした心を日常生活の中でも生かせたら、エゴと対立の渦巻く世の中がずいぶん良くなると思う。そして、他人の声だけでなく、自分の声も好きになることが大切だと言うことも憶えたい。』

私はこれまで、アレルギーの患者さんだけに限らず、さまざまな患者さんに出会い、その病状に対して、その時点で自分の集約できる限りの知識を集め、最良と考えた治療をしてきたつもりでした。

そしてアトピーというわけの分からん病気に立ち向かっている同志の先生方や、戦友ともいえる患者さんとその家族の方々に、教え、教えられ、今日に至りました。

1ヶ月前には「これでええ」と思っていた治療方法が、見直さなければならないことだってあるのです。

私の勧めている治療方法でも、「これで治る」といいたいけども、そんな簡単なもんやない!
昨日、言うたことでも、今日は違うことをいい、あしたには、どないなってるのかわからへんのがアトピーの治療の本質かもしれません。

今後よりいっそう、「歌うこころ」を持って、皆さんと一緒に「アトピー」に向かっていきたいと思います。

院長 佐守 友仁

略 歴

兵庫県生まれ。
兵庫県立神戸高校、東京医科大学卒業、東京医科大学小児科学教室にて、本多煇男教授に小児栄養学とアレルギー学の指導を受ける。
また漢方医学を古方派・山田光胤師に師事。

大阪大学小児科勤務を経て1993年より大阪豊中市に佐守小児科を開設、現在に至る。

一般小児科(つまりは、風邪とか下痢)の診療のみならず、「かかってこんかい!アレルギー」をモットーに西洋医学に漢方を取り混ぜた診療を展開。

院長 佐守 友仁

専門医関係

医院案内

医院名 医療法人佐守小児科
院 長 佐守友仁
所在地 〒560-0056大阪府豊中市宮山町4丁目1-21
TEL 06-6845-6123
診療内容 小児科
アレルギー科
東洋医学科
最寄駅 阪急宝塚線「豊中駅」
大阪メトロ御堂筋線「千里中央駅」
→バス経路は下記へ

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