さもり小児科
大阪府豊中市 小児科 アレルギー専門外来 
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体に優しい医療 漢方の目で見る子どもの体と健康

子どもと大人のからだの違い

病気の訴え方
子どもは、大人の体のようにからだの不調を言葉で訴えることは苦手です。しかしその分、からだが充分に語ってくれます。顔色や気嫌の良し悪し、動作の元気さ、落ち着きのなさなどで、病気の重症度がわかります。これは医師より近くにいるお母さん、お父さんが一番わかるサインです。
病気の進行と基礎体力の強さ
急性疾患の場合、大人に比べて経過が早い傾向があります。成長過程にある子どもは、基本的に生命エネルギーが強く、「陽」の体質を持っているため、病気に対する自然治癒力も強いのです。 ですから、すぐに熱が出たり下痢をしたりと、症状が現れやすい一方、治るのも早いのです。 一方、慢性疾患では、成長と共に自然に治ることがしばしばあります。
薬に対する反応
小児では、一般的に基本的な体質の強さが治癒力を早めるため、薬の効果も表われやすい傾向があります。 また、薬物に対する過敏性は、大人ほどはっきり表われません。西洋薬の場合、小児では解熱薬や抗生物質などの薬がよく効きます。

漢方薬の場合、長期間用いないと効果が出ないと思われがちですが、正しく使えば西洋薬と同様、素早い治療効果を得ることができます。 漢方医療が効果をはっきする子どもの病気を次の表1に示します。 副作用も、一般的に大人よりでにくい傾向があります。

例えば、葛根湯などに含まれる麻黄という成分は、使い方、使う量を間違えた場合、腹痛や食欲不振、下痢、おう吐、不眠、動悸などの副作用が表われますが、小児ではそのような問題が出にくいのです。 もちろんこれは、子どもでは副作用が全くでないということでありません。

てきせつな使い方をしなければ、子どもでも副作用の危険性はありますから、漢方薬も専門医に相談の上で正しく使うようにしましょう。

漢方治療で効果が期待できる子どもの病気

漢方単独ですぐれた地要綱かを発揮する小児疾患

Ⅰ.急性疾患

a.かぜ症候群 b.消化不良症

Ⅱ.慢性疾患

1.反復感染、易感染

a.上気道炎 b.下気道炎 c.中耳炎(滲出性中耳炎も含む) d.尿路感染症 e.化膿性皮膚疾患 

2.慢性蓄膿症(ちくのう症)(アレルギー性副鼻腔炎を含む)

3.自立神経系疾患

a.特発性(原因が特定できない)おう吐症 b.周期性おう吐症(自家中毒症)c.反復性臍疝痛 d.自律神経発作症 e.起立性調節傷害 f.関節痛、鼻出血、口内炎などの小児の症状 g.虚弱体質児 h.緊張性頭痛 i.夜尿症

4.小児神経症

a.夜泣き b.夜驚症 c.憤怒けいれん 

5.心身症

a.思春期心身症、特に過敏性腸性症候群 b.不登校の初期症状

6.慢性肝傷害

漢方と西洋薬の併用によってすぐれた治療効果を期待できる小児疾患

1.感染症一般

2.アレルギー性疾患

a.気管支喘息 b.アレルギー性鼻炎 c.アレルギー性副鼻腔炎 d.滲出性中耳炎 e.アトピー性皮膚炎 f.アレルギー性紫斑病 g.反復性蕁麻疹

3.腎疾患

a.ネフローゼ症候群 b.腎炎

4.神経疾患

a.熱性けいれん b.てんかん

5.その他の難治性疾患

a.甲状腺疾患 b.若年性関節リウマチ c.ステロイド療法を必要とする?原病 f.再生不良性貧血なその血液疾患 g.難治性肝疾患