さもり小児科
大阪府豊中市 小児科 アレルギー専門外来 
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トップページ»  食べてもええもん食べたらあかんもん»  第8回 食事のリズムを大切に

食べてもええもん食べたらあかんもん

第8回 食事のリズムを大切に

女の子子どもたちの生活環境の変化は、この数十年で目を見張るものがあります。子どもたちは幼児期からお稽古ごとや学習塾通いをする子が多くなっています。その結果、食事のリズムが消失しています。

生活習慣病の一つとして最近増えている小児肥満に注目し、みんなで食のリズムの大切さを考えてみましょう。

小児期における肥満の増加

厚生労働省「国民栄養調査」によると、1996~2000年の9~11歳代の男子では、肥満の割合は最高15%を示しています。今は2005年ですからおそらくもっと増えてきているというのが現状でしょう。肥満はご存知のように、動脈硬化促進につながる一つの要因と考えられています。

少しぼてっとした赤ちゃんがいますが、離乳期で少し肥満気味なような感じの場合、離乳食を制御する必要があるのかという質問をよく受けます。基本的には離乳食の制限をする必要はありませんから、「食事がバランスよくとれていれば、心配する必要はありません」と答えています。ただし、離乳食の時から偏った食事を進めていると、それはしだいに危険な方向に向かっていきます。

はいはいからよちよち歩行が始まる頃、子どもは激しく運動するようになっていきます。運動によって急激にエネルギーが使われ、多少肥満気味だった体もスリムなってきます。離乳食後期から幼児食に移行していく時期に、「食事のリズム」をきちんと決めること大切です。

理想的な食事とは、3食を決まった時間に摂る、朝と昼に量を多く食べ、夕食は軽めに、夜食は絶対に避けることです。食事の内容としては、糖質や脂肪を摂りすぎていないかをチェックし、お母さんが把握することです。正しい食習慣とは生活習慣の基本と言っても過言ではありません。そして、食生活というものは、もともとあるわけではなく、乳幼児期からの食事の中で身に付けていくものなのです。それを与えるお母さんが、きちんと「食育」について考えながら実践していかなければなりません。

素材の味がわかる味覚志向をさせたい

子どもたちの発達において一番大切なことは、素材の味を生かした薄味の食事をおいしいと思える味覚を覚えさせることです。調理、味付け済みの加工食品などは、ほとんどが大人向けの味の濃いもので、相当量の「うまみ調味料(化学調味料)」が使われて います。手軽に使えると思っているレトルトの離乳食やフリーズドライの果汁などを、離乳食期に頻繁に与えることは、味の濃さからいっても適切な与え方であるとは言えません。

離乳食には素材の味を生かした薄味の食事を、大人が愛情を込めて作り、一緒に楽しく食べることによって正しい味覚を育て、嗜好の発達を促していきたいと思います。